オフィシャルブログ

月別アーカイブ: 2025年11月

スパークルのよもやま話~防錆工事職人の一日‍♂️~

皆さんこんにちは

有限会社スパークルの更新担当の中西です。

 

さて今回は

防錆工事職人の一日‍♂️

 

 

「防錆工事って、どんな仕事なんですか?」
「一日中ペンキ塗ってるだけ?」

と聞かれることがよくあります。

たしかに、
塗装の仕事と重なる部分も多いですが、
防錆工事は

「サビを止める」「構造物の寿命を延ばす」

という明確な目的を持った、
かなり“技術寄り”の仕事でもあります

今日は、
防錆工事職人の一日を追いながら、

  • 現場で何を考え、何をしているのか

  • どんなところに気をつけているのか

  • この仕事ならではのやりがいや大変さ

を、少し本音まじりでお話してみたいと思います


1. 朝は「安全」と「段取り」からスタート⏰

◆ 7:30 現場集合・朝礼

防錆工事の現場は、

  • 工場の鉄骨やタンクの上

  • 高架橋の裏側

  • 屋上の鉄骨架台

  • 港湾施設や屋外階段

など、足元が悪かったり高所だったりする場所が多くなります。

そのため、朝一番は必ず

  • 今日の作業場所の確認

  • 足場・高所作業車の安全確認

  • 使用する工具・機械の点検

  • 熱中症・強風・雨など、天候リスクの共有

からスタートします。

「命綱がちゃんとかかっているか」
「足場に浮きやガタツキがないか」

ここをおろそかにしてしまうと、
作業以前に“人の命に関わる”ので、
毎日真剣にチェックしています⚠️


2. 午前:ケレン作業は“地味だけど一番大事な仕事”

◆ 8:00〜10:00 ケレンスタート

今日の現場は、
築20年以上の工場の鉄骨梁と柱の防錆工事。

  • 旧塗膜のチョーキング(白化)

  • 部分的なふくれ・はがれ

  • ボルト周りの進行サビ

が見られる状態です。

ここでまず行うのが ケレン(素地調整)

  • スクレーパー(皮スキ)

  • サンダー

  • ワイヤーブラシ

  • 必要に応じてブラスト

などを使い分けて、
サビと弱った塗膜を徹底的に落としていきます。


ケレン中に見ているポイント

  • 表面サビだけで、鉄自体はまだしっかりしているか

  • 指で押しただけでへこむような“腐食レベル”に達していないか

  • ボルトや接合部のまわりに、見えにくいサビが隠れていないか

ケレンすると、
塗装がはがれた部分から
「本当の状態」が見えてきます。

「思ったよりサビが進んでいるな」
「この部分は補強をかけた方がいいかもしれない」

そんな気づきがあれば、
写真に残して現場代理人やお客様に報告

防錆工事は、

「ただ言われたところを塗り替える」のではなく、
現場の実情に合わせて“最善の処置”を一緒に考える仕事
だと感じています


◆ 10:00〜10:15 小休憩☕

ケレンは全身を使う“体力仕事”です。
特に夏場は、

  • ヘルメット

  • 防じんマスク

  • 安全帯

を装着したままなので汗だく

短い休憩時間ですが、

  • 水分・塩分補給

  • 今日の進捗確認

  • 危険ポイントの再確認

をしながら、
午後の段取りをチームで共有します


3. 下塗りは「見えないところで効く薬」

◆ 10:15〜12:00 防錆プライマーの塗布

ケレンが終わった部分から、順次
防錆プライマー(下塗り材) を塗っていきます。

  • ローラー

  • 刷毛

  • 吹き付け

現場環境や形状に合わせて塗り方を使い分けます。

下塗りで気をつけていること

  • ケレン後の素地に、ケレン粉やホコリが残っていないか

  • 規定量のシンナーで希釈できているか(濃すぎ・薄すぎはNG)

  • 所定の膜厚がしっかり確保できているか

下塗りは、最終的には上塗りに隠れて見えなくなりますが、
サビを止める“薬”としての役割はここがメインです。

「上から何を塗るか」よりも、
「下にどれだけいい防錆層を作れるか」の方が大事

と言っても言い過ぎではないくらい、
集中して取り組む工程です


4. お昼休憩は“身体と頭を切り替える時間”

◆ 12:00〜13:00

高所でのケレン・塗装作業は、
体力だけでなく
集中力 も必要です。

お昼はしっかり食べて、
一旦“現場モード”から離れることで、
午後の作業のミスや事故を防ぎやすくなります。

天気や進捗状況を見ながら、

「午後はここまで仕上げよう」
「明日はこの面を優先しよう」

といった段取りも、
この時間に現場代理人と話すことが多いです


5. 午後:中塗り・上塗りで“守る+魅せる”仕上げへ

◆ 13:00〜15:30 中塗り・上塗り

下塗りが規定時間乾燥したら、
中塗り・上塗りへと進みます。

工場の鉄骨なら

  • 耐候性の高いウレタン樹脂塗料

  • フッ素樹脂塗料(長期仕様の場合)

などがよく使われます。


色選び・仕上がりも防錆の一部

「防錆」と聞くと機能面がメインですが、
色やツヤの選び方も意外と重要です。

  • 汚れが目立ちにくいグレー・ベージュ系

  • サビが発生したらすぐ分かるように、あえて明るめの色

  • 工場のイメージカラーに合わせて統一感を出す

など、
お客様と相談しながら決めることもあります

また、上塗りは
「次の点検で異常を見つけやすくする」という役割 もあります。

  • ふくれ

  • 色ムラ

  • 割れ

などが見えやすい仕上がりになっていると、
少しの異変にも気づきやすくなり、
早期対策につながります


6. 夕方:片付け・確認・明日の段取り

◆ 15:30〜16:30 養生撤去・片付け・最終確認

塗装が終わったら、

  • 養生シートやマスキングテープの撤去

  • ペンキ缶やゴミの回収

  • 足場周り・通路の安全確認

などを行い、
現場を“使う人にとって安全な状態”に戻します。

最後に、

  • 塗り残しがないか

  • 塗りムラがないか

  • 指触乾燥しているか

を全員で確認し、
必要があればその場で手直しをします。

◆ 16:30〜17:00 日報・写真整理・打ち合わせ

事務所や車で、

  • 工程ごとの写真整理

  • 使用材料のロット・数量の記録

  • 明日の天気と作業内容の確認

を行います

防錆工事は、
「どんな素地に、どの材料を、何回塗ったか」
品質を証明する大事な情報になります。

日報や写真は、

「その現場のカルテ」
のようなものですね


7. この仕事の“しんどいところ”と“それでも続けたい理由”

しんどいところ

  • 夏場の屋外・高所はとにかく暑い

  • 冬場は手がかじかみ、塗料の乾きも悪くなる

  • 危険と隣り合わせだから、常に緊張感が必要

  • 天候に左右されて、予定通り進まないことも多い

正直、「楽な仕事です」とは言えません


✨ それでも続けたいと思える理由

  • 自分の仕事が“目に見える形で残る”
    → 完成した鉄骨や階段、タンクを見ると誇らしい気持ちになります。

  • 事故やトラブルを“未然に防いでいる”実感がある
    → 「あの時きちんと防錆しておいたから、今も安心して使えている」
    そう思えるのは、この仕事ならではのやりがいです。

  • お客様からの一言が本当にうれしい
    → 「キレイになったね」
    「これでしばらく安心できるよ」
    そんな言葉が、次の現場への力になります


8. 若い人にこそ知ってほしい「防錆工事」という選択肢

建設業界全体がそうですが、
防錆工事の世界も

  • 職人の高齢化

  • 若手不足

が課題になっています。

でも実際に中にいる身としては、

  • 図面を読む力

  • 材料の知識

  • 現場の段取り力

  • チームで安全を守るコミュニケーション力

など、
「手に職」以上に、いろんな力が身につく仕事だと感じています

「形に残る仕事がしたい」
「技術を身につけて食べていきたい」
「地味だけど、人の役に立つ仕事がしたい」

そんな人には、
防錆工事の世界はきっと面白いと思います✨


9. まとめ:サビと本気で向き合うのが、防錆工事職人の仕事

  • 防錆工事の一日は、
    安全確認 → ケレン → 下塗り → 中塗り・上塗り → 片付け → 記録
    の積み重ね

  • ケレンと下塗りが、防錆性能を左右する心臓部

  • 現場での判断力・段取り力・チームワークが欠かせない

  • 大変なことも多いけれど、
    「構造物の寿命を延ばす」「事故を未然に防ぐ」という大きな役割がある

もし今、
工場や倉庫、ビル、橋梁などのサビに悩んでいるオーナー様・管理者様は、

「どこに頼めばいいか分からない」
と迷うかもしれません。

そんなときは、
防錆工事を専門にしている業者に、一度話を聞いてみてください

私たちは、
サビと本気で向き合いながら、
「壊して建て替える」のではなく「今あるものを長く大事に使う」ためのお手伝い
これからも続けていきたいと思います️✨

 

スパークルのよもやま話~“静かに建物を食べる敵”⚙️~

皆さんこんにちは

有限会社スパークルの更新担当の中西です。

 

さて今回は

“静かに建物を食べる敵”⚙️

 

 

皆さんは「サビ」と聞くと、どんなイメージがありますか?

  • 手すりが茶色くなってボロボロ…

  • 階段のふちが欠けていて危なそう…

  • 工場のタンクや配管がくすんでいて、ちょっと不安…

こんな光景を、どこかで一度は見たことがあるのではないでしょうか。

実はサビは、
「見た目が汚い」だけの問題ではなく、
安全・コスト・信頼に直結する重大なリスク
なんです⚠️

今回は、防錆工事の現場から、

  • サビがなぜ危険なのか

  • 防錆工事でどんなことをしているのか

  • 建物や設備のオーナーさんが、今日からできる“サビ対策の考え方”

を、できるだけわかりやすくお話していきます


1. サビは「勝手に出てくる」ものではなく「条件がそろって起きる現象」

サビの正体は、
鉄が空気中の酸素や水分、塩分などと反応して
酸化鉄という別の物質に変わってしまうこと。

つまり、サビが出るには

  • 鉄(鋼材)がある

  • 酸素がある

  • 水分や塩分がある

この3要素がセットになっている必要があります。

逆に言うと、

「この3つのうちのどれかをうまくコントロールできれば、サビはぐっと出にくくなる」
ということでもあります

防錆工事というのは、
塗装や被覆、防食仕様などで“その条件を崩す仕事” と言い換えることができます。


2. サビを放置すると、何がまずいのか?

「多少サビていても、まだ使えるから大丈夫でしょ」
そう思ってしまう気持ちも分かります。

ですが、サビを放置しておくと

1️⃣ 強度が落ちていく
鉄がサビると、元の鉄が少しずつ削られていきます。
表面だけならまだしも、
内部まで進行すると「見た目以上に弱くなっている」ことも。

  • 階段の踏板

  • 手すり

  • 高所足場

  • 看板の支柱

  • 工場のタンク・配管

など、人が乗る・支える・液体やガスを入れる部分の強度低下は、
重大事故につながる可能性があります⚠️

2️⃣ サビの下で劣化が広がる
表面にポツポツとサビが見え始めた時点で、
塗膜の下ではすでにサビが広がっていることも珍しくありません。

「ちょっと茶色いだけ」に見えても、
実際にケレン(サビ落とし)してみたら
中までボロボロだった… というケースも多いです

3️⃣ 補修コストが“あと回しにした分”跳ね上がる
サビは自然に治りません。
進行すればするほど

  • ケレンの手間が増える

  • 鋼材の交換が必要になる

  • 周辺部まで巻き込んで補修範囲が広がる

つまり、

「まだいけるだろう」と先送りにしてきた分、
まわりまわってコストとして返ってくる
ということでもあります


3. 防錆工事って具体的に何をしているの?

防錆工事というと
「ペンキを塗る仕事でしょ?」
とよく言われますが、
塗る前の下地処理こそが最重要ポイントです。

ここでは、大まかな流れをご紹介します


① 現地調査・劣化診断

まずは現場を見なければ話が始まりません。

  • サビの進行具合(表面サビ/進行サビ/孔食など)

  • 既存塗膜の状態(ふくれ・割れ・はがれ)

  • 使用環境(海に近い/工場内で薬品がある/屋内外 など)

  • 鋼材の種類や構造(H鋼・チャンネル・配管・タンク)

これらを確認し、

「どこまで既存を活かせるか」
「どこからは交換・補強が必要か」

を見極めます。

現場でのチェックは、
目だけでなく、手触り・叩いた音・においなども手がかりです。


② ケレン(素地調整):サビと弱った塗膜を“徹底的に落とす”工程

防錆工事の出来を左右するのが、このケレン作業です。

  • サンドペーパー・ワイヤーブラシ・皮スキ

  • グラインダー

  • ブラスト(ショットブラスト・サンドブラスト)

など、現場の状況に合わせて使い分けながら、

  • 浮いているサビ

  • 浮き・はがれを起こしている塗膜

  • 汚れ・油分

をしっかり落としていきます。

ここを中途半端にすると

  • 新しい塗装の密着が悪くなる

  • 数年でまた同じところからサビが出る

など、“やり直し工事”になりかねません⚠️

見た目にはあまり派手ではないですが、
職人として一番気合を入れている部分でもあります


③ 下塗り(防錆プライマー):サビの発生を抑える“土台”

ケレン後は、素地がむき出しの状態です。
ここにまず 防錆性能を持った下塗り材(プライマー) を塗布します

  • エポキシ系防錆プライマー

  • 無溶剤系

  • 速乾タイプ

など、用途や環境に応じて使い分けます。

下塗りは、

「上塗りを乗せるため」だけでなく
「鉄と酸素・水分を遮断する壁を作る」
役目も持った、とても重要な工程です✨


④ 中塗り・上塗り:性能+見た目を整える仕上げ

下塗りで防錆の土台をつくったら、
次は中塗り・上塗りで仕上げていきます。

  • 耐候性(紫外線・雨・風に強い)

  • 耐薬品性(工場など特殊環境)

  • 色・ツヤ・意匠性

など、目的に応じた塗料を選定し、
規定の膜厚を確保しながら塗り重ねます。

このとき、
「見た目のキレイさ」だけに気を取られず、
膜厚・塗りムラ・乾燥時間
などをきっちり管理することが大切です⌛


4. 防錆工事の現場で大切にしていること‍♂️

私たちが日々の現場で意識しているのは、
単に「塗り替える」ことではなく、

「この構造物を、何年延命させたいのか?」
をお客様と共有することです。

  • 10年もたせたいのか

  • 5年だけ耐えれば、その先に更新計画があるのか

  • 海側でかなり厳しい環境なのか

  • 工場停止ができず、短期間しか工事できないのか

条件によって、
使う材料・工法・施工スケジュールは大きく変わります。

「一番良い塗料を使えばOK」ではなく、

  • 現場環境

  • 予算

  • 使用年数の見込み

を踏まえて、最適な“落としどころ”を探ることが、防錆工事のプロの役割だと思っています


5. オーナーさん・管理者さんに知っておいてほしいポイント✅

✅ 1. サビは“定期点検の項目”に

建物や設備の点検項目に、
「鋼材のサビ・塗膜の状態」 をぜひ入れてください。

  • 色あせ

  • 塗膜のふくれ

  • ポツポツとしたサビの発生

こうした“初期サイン”を見逃さずに対処することで、
大規模な補修を避けられる可能性が高くなります✨


✅ 2. 「見た目が気になり始めた頃」が、ちょうどいい相談タイミング

よくあるのが

  • 「さすがにマズいな」と感じてから連絡

  • 現場を見てみたら、すでに鋼材交換レベルだった

というパターンです

「ちょっとサビが増えてきたな」
「以前よりも塗膜のツヤがなくなってきたな」

くらいのタイミングで相談していただけると、
まだ“塗装で守れる範囲”のことが多く、
コスト面でも有利です


✅ 3. 見積もりの「高い・安い」は“工程の中身”を見て判断を

防錆工事の見積もりは、
パッと見た金額だけで比較すると、

  • 「A社は安い」

  • 「B社は高い」

となりがちです。

ですが、
ケレンのグレード・下地処理の丁寧さ・使用材料 などを見ていくと、

  • 安いけれど、下地処理が最小限で長持ちしない

  • 一見高いが、ケレンから塗装までしっかり仕様が組まれている

といった違いがある場合も多いです。

ぜひ、

「どこまでケレンしてくれますか?」
「何を使って、何回塗りですか?」

といった具体的な中身も、
遠慮なく質問してみてください


6. まとめ:防錆工事は“未来の事故とムダを減らす投資”⚙️

  • サビは、強度低下・事故・補修コスト増につながる見えない敵

  • 防錆工事は、ケレン・下塗り・中塗り・上塗りを通して
    鉄を酸素・水分・塩分から守る仕事

  • 早めの点検・早めの対策が、結果的にいちばん安く・安全な選択

  • 見積もりは「金額」だけでなく「工程の中身」で比較することが大切

もし、

  • 工場の鉄骨やタンクのサビが気になっている

  • 倉庫の階段や手すりがボロボロになってきた

  • 橋梁・看板・高所設備の安全が不安

そんなお悩みがあれば、
「まだ大丈夫かな…」と我慢する前に、
一度防錆工事の専門業者へ相談してみてください

防錆工事は、
目の前のサビを消す工事ではなく、
未来の事故とムダを減らす“守りの投資”
です✨